まあ対して成功体験もないのですが、
いくつかロンドンでの飲食立ち上げに参画し、集客効果があったものを書いてみます。
そもそも、個人的に、マーケティングとは、ユーザー調査・分析だと思っているので、
あんまり曖昧な情報を書くのは好きじゃないのですが、
今回は初めに手伝ったロンドンのSOHO(繁華街)のハイエンド寿司店のマーケを簡単な情報をもとに体験談を述べます。
1、インスタ広告
ありきたりですが、インスタグラム広告です。
これはローカル向け。
位置情報と日本食というターゲットかつオーディエンス等で配信しており、よく広告を見てきたよと言ってくれました。
大きな予算をかけなくても、ターゲットを絞れば十分効果がありました。
2、TikTok(オーガニック)
日本は若い層が多いですが、こちらではまだまだTikTokは人気。
TikTokのいいところは、フォロワーが少なくても、動画がバズると爆発的に視聴数が伸びること。
フォロワー数が多いわけではない社内のスタッフが編集した動画がかなり伸び、大量に問い合わせが来ました。
予算も無料なので良いですね。
ただし、一回のみの来店者がほとんどで、リピーターになることは少なかったです。
3、インフルエンサー集客(多国籍多言語多プラットフォーム)
インスタグラムのFoodieと呼ばれる人からの集客も試みたのですが、これはあまり伸びませんでした。
商材が悪かったのかもしれませんが、Viewも他のものほど伸びませんでした。
こちらにも食事系のPR会社やインフルエンサーがいるのですが、値段ほどの価値はないかなと思っています。
一方で、各国で人気のあるSNSのインフルエンサーからの集客が伸びました。
例えば、日本だと、X(旧Twitter)です。
少し影響力のある日本人の方がツイートしてくださった翌週、たくさんの日本人が足を運んでくださいました。
また、中国ではRedBookです。
これは爆発的でした。(おそらくこれが一番強力だったと思います。)
ロンドンは移民と観光客が多いので、各国のSNSに、各国のインフルエンサーで、各国の言葉で配信していくことが重要です。
様々な国のマーケティング情報を集めたり、様々な国の人とつながっていることが大事です。
ただ、ある特定の国の人が店を占めると、あまり良い印象がなくなってしまうというデメリットもあるのでコントロールも必須です。
4、口コミ
これはロンドンの日本人のみかもしれませんが、日本人コミュニティはとても小さく、そのネットワークは強力です。1人が美味しいと言うとその噂はたちまち広がり、友達を連れて来てくださることが多かったです。
これは逆効果もあるので、悪い噂も一気に広がるんですけどね。
5、近隣住民への周知・コミュニケーション
結局、リピーターになってくださるのは近隣にお住まいの方々でした。
特にロンドンはアナログな接客を好むお客様が多いので、
店の前で声をかけたり、ショップカードを配ってコミュニケーションを取ること、一度来店してくださった方のメーリングリストにイベント情報を送るなど、こまめなコミュニケーションが大事です。
以上、ロンドンの外食マーケでした。
ロンドンでの外食マーケ相談、コンサル依頼は以下まで
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