ロンドン ワーホリ起業家ブログ

イギリス(ロンドン)での生活に必要な情報を共有します。

どの国に住むべきかを決める方法

先月はリスボンでの通訳・アテンドの仕事をしました。
初めての試みでどうなるかと思いましたが、アテンドさせていただいた方々が本当に刺激的で楽しい方々で、こんなに楽しい仕事があっていいのか?というほど、遊んで、話して、素晴らしい時間を過ごすことができました。

ダンスの影響か、昔から、よく映像関係の方とご一緒させていただくことが多く、今回もまたヨーロッパで映像関係のお仕事ができ、本当に光栄でした。
毎月、ミュージカルを10本ほど見ているもので、今後、ロンドンで舞台に関わる仕事もしたいなあと思っています。

そしてこちらは紹介です。
今月のZONE PRESSというロンドンの情報誌に掲載いただきました。
ZONE PRESS - Promoting Japanese Culture in the UK

らいすわいんなど、ロンドンにある日系のショップで無料で配布されています。
ぜひ、お手に取ってみてください!

 

 

そして、

この記事を書いてる途中でミュージカルを観に行ったのですが、開演5分前に祖父が亡くなったと連絡を受け、難しい気持ちでミュージカルを観るという経験をしました。
在外の状態でこうなることは覚悟していましたし、高齢ですし、年末の一時帰国で祖父と話すことができたので、悔いはないですが、いざ現実になると、色々考えるものがありますね。
と言っても、何をしても故人は帰ってこないので楽しく生きていくしかないわけで、変わらず授業を行っていますが、仮病で祖父母が亡くなったという人がよく居るけど、実際には1時間も休めないんだなあと思いましたね笑
どんな時でも休めないのが自営業ですし、さらに20万円の飛行機と片道15時間を考えると、難しいですが、来週、日程が許せば、日帰りで日本に帰るかもしれません。

 

 

さて、前置きが長くなりましたが、
今日は海外移住でどこの国に住むか、ということについて書こうと思います。

海外と言っても、196カ国。さらにその中でも各都市があり、選択肢は山のようにあります。円安が叫ばれる中で、海外のどこに住むかは難しいかつ、大事な選択ですよね。

意味もなく海外移住をする人はいないのでしょうが、候補がある中で迷っている方の参考になればと思って、書いてみます。

 

なお、ビザが最重要ということは言語道断かと思います。
事実、私がイギリスに来た理由はビザです。ビザがないことには何もできないですから、これは大前提ということで、ビザがある/とれる前提で書くことにします。

 

・何をするか、どこでするか、よりも、どんな人と時間を共有したいか。

まあこの価値観自体が人それぞれなのかもしれませんが、私は色んな国に住んでみた結果、

大事なのって周りの人なんじゃないの・・・

って思います。
人間、周りの人で生活や思考は変わりますし、人との相性があると思います。
文化や宗教、人間性も、住むエリアで大きく異なります。
例えば、日本の中でも東京にいる人と、大阪にいる人って全然違いますよね。
東京の中でも住むエリアで人は変わります。
自分がマイノリティであることが心地いいかどうか、という基準もありますから、周りにどんな人がいるかで、生活や暮らしは大きく変わると思うのです。
例えば、私は、自分自身がとてつもなく怠惰な人間なので、刺激的な人に囲まれている方が、生産性が上がって、自己肯定感が上がるのと、
とにかく面白い人と関わることと、お金の匂いがする場所が好きなので、都会の方が好きで、いつも都会の真ん中に住んでいます。
事実、ロンドンに住んでいると、色んな世界の、一流の方々にお会いすることができるので、とても楽しいなと思います。
まずは数日でもその国・地域を訪れてみて、そこの人と関わったり、友達を作ったりして、好きな国民性や文化を知るのがいいのかなと思います。

 

・自分の幸せの基準について明確にする

これができたら誰も困らないよ・・・って方もいると思いますが…

かくいう自分も、色んな国で色んな人と生活を共にし、貧乏も小金持ちも経験し、
基本的に週数時間しか働かない生活を10年近く経験しており、
さらに一時は労働を辞めて、勉強に打ち込んだり、ダンスだけやってみたり、
色んなことを経験した上でやっと自分の幸福に辿り着いたので、毎日仕事をしている人がこの幸福を見つけるのって相当難しいだろうなと思います。

でも、私の場合は、

・自由
・ダンスレッスンに行けること
・家族が健康であること

です。

こんな単純な結論に至るのに長い時間を要しましたが、これを満たせば幸せなので、どこでもいいということが分かりました。

 

では自由って具体的に何?って感じだと思いますが、これは主に仕事面。

勤務場所と勤務時間、服装が自由であることは超重要です。
朝起きて、好きな服を着て、好きなカフェに行って、作業を開始する。
これが私をハッピーにするのでお金がなくても幸せです。
これは自営業であれば基本的には解決します。
ダンスは、有名なダンサーさんはやはり都会に多いので、都会になります。
平日昼間に好きなレッスンに行けるのも自営業の特権ですね。

家族の健康に関しては、ヨーロッパは正直厳しいのですが、一旦は、直行便がある国で、すぐに日本に帰国ができる時間とお金があればいいと思っています。
つまり、都会であれば、割とどこでもいいな、と思っています。

例えば、食べるのが好きな人はおそらく食事が美味しい国や、外食が安い国の方がいいのでしょう。
日本食にこだわりがある人は、日本食にアクセスしやすい、アジア圏やアメリカの西海岸などの方がいいかもしれません。
一方で、旅行が好きな方であれば、ヨーロッパの方がいいのかなと思ったりします。
天気も気にする人は気にするでしょうね。

このように、自分の中で絶対に譲れないことと、許せないことを絞り出すと、行き先が決めやすいと思います。

そしてその基準を知るためにも、色んなところへ行って、色んな人と会い、色んな仕事をして、色んな価値観に触れることが大事だと思います。


もちろん、物事を続けないことに対して、色んな意見があることはよく分かっています。
でも、結局、なんでもやってみないと分からないと思うので、
やってみて好きじゃなかったらやめるっていうのでいいんじゃないかなと思っています。
住んでみて好きだったら定住すればいい。
海外移住の場合はビザや転居が付随するので、多額の費用が動いたりしますが、例えばまずはエアビーで半年間住んでみるとか、学生ビザで留学してみるとか、いろんなやり方があるかなと思います。

いやいや、そもそもそんなやり方、お金があるからできるんだよ、とか、自営業だからできるんだよ、という意見もあるかと思いますが、
正直、私は驚くほどお金がないです。(ミュージカルとダンスに課金しすぎというツッコミはご遠慮ください。
自営業もとりあえず回っている程度で、風が吹けば倒れそうな会社を細々運営しています。
でも、お金はいくらでもやり方がありますし、自営業もやってみれば案外できたりもしますから、
本当に自由に好きなことをやってみたければやってみればいいと思います。

 


・インフラ設備(ネット環境、公共交通機関、医療、教育、治安)の充実度

きっと今はよくなっているとおもいますが、昔、ハノイにいた時にインターネット問題が深刻だった経験があり、仕事柄インターネットが安定してるかは大事だなと思いました。
LAに住んでいた頃は、基本的に車がないと移動が難しかったので、これも人によっては大変だと思います。(私は車が好きなので、むしろ寂しいですが
医療も国ごとに日本とは仕組みが大きく異なるので、持病がある方などは難しいかもしれません。
後は、家族構成次第ですが、子供がいれば、教育や治安も大事だと思います。
と、これらも優先順位次第ではありますが、旅行ではなく暮らしになるわけですから、最低限のインフラ設備は一通り確認した方がいいかなと思います。
ただ、医療や教育はビザがないと分からないので、現地の人に聞く必要があるかと思います。

私は現地に行って、タクシーに乗った時に、タクシーの運転手さんに聞いたりしています。タクシーの運転手さんは移民の方が多いので、割と有益な情報を教えてくれます。

 

 

法人税

最後に。
こちらは経営者のみですが、私は法人税率を必ず見るようにしています。
まあ気にするほど売上はないので気にする必要もないのですが、
法人税が安いところは経営者に優しいのでは?という推測で、参考程度に見るようにしています。例えば、フランスやオーストラリアは物価は高いものの30%前後ですから、法人税も高いです。イギリスは19%と日本より安いですし、0%の諸島もありますから、起業しやすいと思います。

 

 

以上、海外移住を踏まえて検討すべきポイントでした。

この記事を書いてる間に身内の不幸があったのも何かあるのでは、と思ったのですが、スピリチュアル系は肌に合わないので、これくらいにしておきます。

では。