ロンドン ワーホリ起業家ブログ

イギリス(ロンドン)での生活に必要な情報を共有します。

ダンス事業について(2019年公開)

今年6月に日本法人として合同会社A-Digital Worksを設立し、新たにダンサーのプロデュース事業をはじめました。

本業は引き続き、ITコンサルティングマーケティング支援、英日/日英翻訳等を行なっていますが、新たな分野に参入し、日々学びが多い中でダンス市場について知ってもらいたく、記事にしてみようと思います。

 

なぜダンス事業をはじめたか

 

私は9歳からクラシックバレエ、14歳からストリートダンスをはじめ、今もなお、現役で踊り続けています。びっくりするほど下手ですが、今も週に4日はレッスンかリハーサル、毎月に1〜4本は舞台に立っています。

今年の5月に、たまたま自分がお世話になっている先生からプロデュースしてほしいという話があり、IT事業も落ち着いてきたのと、ダンサー界に疑問を感じる部分があったのでやってみることにしました。

 

ダンサー界の問題

 

私がダンスをはじめた2005年、当時まだそこまで多くなかったストリートダンススタジオは、今やどこにでも存在し、クラスはたくさんの人で埋まるようになりました。キッズから大人までたくさんのダンサーがプロを目指したり、お稽古として行なっています。

ストリートダンス協会の調査では、現在、ダンサーの人口は600万人と言われているそうです。(流石に多すぎると思うので色々な数値が足されてそうですが・・・

参照:https://www.streetdancekyoukai.com/about.html

イベントも増えました。私がキッズの頃は、チーム型のコンテストが一般的でしたが、最近はナンバーと呼ばれる、舞台型のイベントが増えたように思います。

※このナンバーの出演費が驚くほど高額、また、趣味ダンサーが踊る場所が少ないという議論は、本文後半に関連しますが長くなるので、また次回のテーマにしたいと思います。

それでは、ダンサーの仕事はどうでしょうか。

確かに、スタジオが増えたことにより、インストラクターの仕事は増えました。

また、舞台が増えたことにより演出の仕事が増えたり、エンタメ産業の活性化によりアーティストへの振付師やバックダンサーの仕事は増えました。

しかしこれらは全て、裏方の仕事です。

ダンサーがダンサーとして活躍できている場所は、これだけダンサーが増えた今もなお、ほとんどないのが現実です。

 

ストリートダンスはスポーツではなく、競技でもなく、「文化」である以上、ダンサーとして活躍するのが難しいというのは事実です。

それでも、これだけの人口の増加、またダンサー自身がインフルエンサーと化している現状がある中で、ダンサーだけが裏方としての仕事ばかりなのです。

私はダンサーにはなれませんでしたが、私の夢を叶えた周りのダンサーさん達が、インストラクター業の傍で、アルバイトに明け暮れる姿を見るのは、不思議な気持ちです。

ダンサーさんにダンサーとして活躍してもらう為に

 

トークイベントの実施

 

需要がないから仕事がない、というのは大前提なのですが、その前に、ダンス市場を知らない企業や人が多いのではないか、というのが私の1つの考えでした。

そこで、東京で、私のITと、サポートダンサーのダンスを掛け合わせたトークイベントを実施しました。ダンス市場の変化や、人口増加、年齢比等を踏まえて色々とお話をさせていただきました。

https://www.a-digitalworks.net/post/ways-to-improve-client-communication

お陰様で大変な賑わいでした、ご来場いただいたみなさまありがとうございました。再来週には、大阪でも開催予定です。興味のある方は、是非。

 

 

ダンス×◯◯イベントの実施

ダンスだけに着目するから面白くない。

アートというのは単体で見てもあまり面白くないものです。

であれば、面白いものと合わせて、面白くすればいいのではないか、と思いました。

アフィリエイトみたいな流れにしてしまいましたが、そんなアイデアから生まれた企画が 10/27(日)に in the house西早稲田で行う、Dance PopUp Showです。

お陰様で大変豪華なダンサーが集まってくれました。

 

ダンサーがマネキンとして舞えば、表に出る機会がないEC専業アパレルやPopUp費用がかけられないアパレルが出展ができ、認知の拡大ができる。

また、普段趣味で踊っている人、ダンスを習うまでではないが踊りたい人、楽しくてオシャレな空間でお酒を飲みたい人が楽しめる。

さらにそこに簡易ステージを作ることにより、無料かつノルマなしでパフォーマンスをする機会を提供できる。

その空間に協賛をつければ、若年層が集まるダンス界の人々にアプローチができる。

全ての人が幸せになれる空間を提供できると考えています。

 

入場無料ですので、ダンスやアパレルに関心がなくても、ぜひお気軽に、音を楽しんで、お酒を飲みに足を運んでください。

HP:https://www.dancepopupshow.com/

 

 

 

今後の取り組み

初めてエンタメ業界に足を突っ込み、何一つ分かっていない状態なので、今後も何をするかはまだ決めていませんが、本当に能力のあるダンサーさんが一人でもダンサーとして食べていけるように支援していこうと考えています。

何か一緒にやりましょう、ダンサーを使った企画がしたい、とりあえず会いたいです等、何かあればお気軽にご連絡くださいませ。

 

 

 

終わりに

 

そもそも、会社に行くのが苦手で独立し、人と喋ることなく黙々と打ち込めるという理由でダンスが大好きな私が、華やかなエンタメ界に参入し、こんな派手な企画を一人でやってしまった苦悩に関しても、イベントが終了したら書こうと思います。

ありがとうございました。